2025年サイエンスカフェ開催 ~行動生態学者と子どもたちが出会った日~
- nposenseofwonder
- 4月12日
- 読了時間: 2分
更新日:4月13日
きらきらした瞳の子どもたちと、
負けないくらいきらきらした瞳の大人たちと、
優しい笑顔で鳥たちと私たちも見ていてくださる研究者と。
そんな幸せな時間と空間を共有できた2025年のサイエンスカフェを11月30日に北本自然観察公園(埼玉県北本市)で開催しました。
ゲストスピーカーは、行動生態学者で鳥類学者の上田恵介先生(立教大学名誉教授、日本野鳥の会会長)。
実はNPOでお招きするのは15年ぶり2度目。
私たちが尊敬する研究者です。
当日は「いざフィールドへ!」と出発した30人近い集団(先生と親子とスタッフ)。
少し遅れて後ろから追いかけた私ですが、
あ、あれ?まだそこ?
先生と共にコガモを見つめる皆さん。
ぜーんぜん進まない30人がそこにいました。

このあとも、進まない集団の歩みは遅く、子どもたちは先生と発見する、鳥や、木の実や、葉っぱや、昆虫に夢中です。
自然と離れて暮らす都会っ子たちばかりなのに、こんなに内にSense of Wonderを秘めているのかと驚きます。
上田先生は、時々(いえ、頻繁に!)立ち止まっては一緒に鳥を眺めます。
黒いネクタイをしてるようなシジュウカラもかわいらしくて。
「この実は食べられるよ!」
と赤い実を指差す上田先生。


「すっぱい!」
と言いながら嬉しそうに食べてみる子どもたち。
その後、カタバミも食べました(私たちも)。

「甘くて酸っぱい!」
では、なぜそれらを鳥は食べるのか。
問いが生まれます。

フィールドから戻っての質問会では、子どもたちからたくさんの質問がありました。
上田先生はにこにこと答えてくださいます。
でも私がサイエンスカフェを開催する意味を感じたのは、上田先生のこんな回答でした。
まさかの
「しらん!」
と笑顔で。

そして、「今わかっていること」と「まだ仮説の段階のこと」をきちんと区別しながら、丁寧に説明してくださいます。
子どもたちは、疑問を分解する方法と
「知らないって言ってもいいんだ!」
ということを体験できたことでしょう。
専門家とは、何でも知っている人ではなく、自分の専門領域をきちんと知っている人。

終了後にも、お忙しい先生から
「ぜひ、またお呼びください。」
と言っていただきました。
企画運営する私たちにとって、これ以上ないお褒めの言葉です。
上田先生、参加された皆様、そしてロケハンから一緒に楽しんだ優秀なスタッフの皆様、ありがとうございました。
2026年はロボットの研究者(日本文化の良さが見える世界的ロボットの研究者)をお招きする予定です。
楽しみにしていてくださいね。

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