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大人のサイエンスカフェ「AI時代に人は何を学ぶのか」を開催しました

9月22日
読了時間: 5分

更新日:10月16日

9月19日(土)に大人のサイエンスカフェを開催しました。


テーマは『AI時代に人は何を学ぶのか』で、ゲストスピーカーは、東京大学大学院情報理工学系研究科電子情報学専攻 教授の山崎俊彦先生です。



たとえ、前日の22時過ぎに、山崎先生から内容に関するお返事をいただこうとも、誰も驚くこともなく、私たちもまだ準備をしていた今回のサイエンスカフェ。

サイエンスカフェの前夜は、だいたいいつもこんな感じなのはなぜでしょう。

最後の最後で、ちょっとした紙物の準備が結構大変なのですよね。


サイエンスカフェ当日、スタッフは9時45分に本郷キャンパスの工学部11号館のスタバ前に集合。

ちょっとわかりにくい工学部2号館の会場へ向かいます。



このサインボードも、参加者の皆さんのために設置しました。



着いてしまえば設営は手慣れたもので、あっという間に設営完了です。


13時に、いよいよサイエンスカフェが始まりました。

今回のサイエンスカフェは2部構成です。



〇第1部 山崎先生のお話。

第一線でご活躍のAIの研究者である山崎先生ですが、お話はとてもわかりやすく、AIがどのようにものを「分類」しているのかについても、実際に画像を見比べながら、私たちもAIの気持ち⁉になりつつ、何が行われているのかのイメージをつかむことができました。

なるほど、そういうことなのか。


そして、お話の途中では、時々参加者から笑いも起こるような和やかさ。

でも研究者ですから、話の背景はどっしり、ぎっしりです。




先生が最近のAIの画像生成力の紹介をしていた時のこと。


「中牟田さん、すみません、先に謝ります!」と先生。


ここだけの話ですが、私(中牟田)はスライドの中で巨大化して安田講堂を破壊しておりました!




第1部の最後に、先生が話されたこと。

「押し付けるつもりは全くなく、私はこう思っているというお話です。」と前置きをされた上で、これからも変わらない、むしろ重要度が増すものとして、


・他者との共感力・チームワーク・人脈(学校という場)

・世界と渡り歩けるだけの体力(体育)

・世界とのコミュニケーション(英語)

・思考の言語化(国語)

・AIを使うのではなく使いこなし、作る能力(数学)

・眼の前の事象に対する仮説・実証・理解(理科)

・世界を理解できる常識・教養(社会、芸術)


を挙げられました。


学校で学んでいる教科は、それぞれ重みを増してくるのだと実感します。

これで第1部は終了。



第2部の前の休憩時間も、先生の周りには常に皆さんが集まっていて、先生は休憩もままならなかったことと思いますが、いつもにこにこと穏やかに質問に答えてくださっていました。

研究者と直接話せるサイエンスカフェならではの光景です。


〇第2部 グループワーク

続く第2部では、2つのグループワークを行いました。


皆さんには、PCかタブレットを持ってきていただき、私たちの方では入力してもらうプロンプトを準備していました。

このプロンプトは、山崎先生と相談しながら、私たちスタッフが事前に何度も試して準備したものです。

第2部全体も、学習科学の視点を取り入れ、AIを使うだけでなく、参加者同士で話しながら考えられるように設計しました。


グループワーク①は「家族旅行を計画しよう!」というテーマでした。

こちらで準備した7つの少し曖昧なプロンプトを、1つずつ、同じタイミングで皆さんに入力してもらいます。

1つ入力して実行するたびに、


「え~全然違う!」

「2泊だったのが勝手に1泊にされてる!」


という、驚きの声や爆笑が、あちらこちらで起こっていました。

みんなでの大実験は楽しいですね。

山崎先生もテーブルを回り、参加者の皆さんに声をかけてくださいます。


グループワーク②は「読書感想文を書こう!」というテーマでしたが、こちらも驚きの結果となりました。

しかし、感想文ができてしまうのですから笑ってばかりもいられません。

子どもたちとAIを使うとしたら、何をAIに任せるのか、任せないのか、みんなで話して、それぞれがそれぞれの「答えにならない何か」を持って帰ってもらうことになりました。


このように、みんなで笑ったり悩んだりして第2部が終わりました。


〇サイエンスカフェの終わりに

今回も、何か1つのはっきりした答えが出るわけではないサイエンスカフェでした。

山崎先生からAIの仕組みや現在について学び、みんなで大実験をしながら、AIができることにも、思うようにいかないことにも驚きました。

そして最後には、子どもたちとAIを使うとしたら、何を任せ、何を人が考えるのか、それぞれが自分なりに考える時間になったのではないかと思います。


私たちスタッフも、準備からたくさんのことを学ばせていただき、当日もとても楽しむことができました。


ちなみに、少しでも「カフェ」らしい雰囲気にしたくて、新宿高野のフルーツチョコレートも用意していたのですが…

終わった後に、皆さんのテーブルに出し忘れたことに気づきました。


お忙しい中、サイエンスカフェにご協力くださった、山崎先生には感謝の気持ちでいっぱいです。

準備から手伝ってくれたスタッフの皆さんも、本当にありがとうございました。



少し違う視点で、NPOのメンバーのりんさんが書いてくれた記事はこちら↓

リンクの先でも、私が安田講堂を破壊しています...


note「AI時代に人は何を学ぶのか」その①

 
 
 

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